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エフェクター
通常エフェクターボードに入れているモノ
(しょっちゅう入れ替えています)
ケーブルは、ギターからスイッチャーまではGeorge L's REDを使用、
スイッチャーのエフェクトループ内とエフェクター間はCUSTOM AUDIO、George L's Black
最後のエフェクターからアンプまでは、BELDEN 9395を使用。
左側ケース右から
TBCFX MIGHTY DRIVE
「OD-100アンプのCH.2を、SONIC DISTORTIONでブーストした音」というリクエストで開発が始まったそうですが、
OD-100アンプ系の歪みなんて初でしょう。明らかに今までのどの歪みモノとも違います。
当然、SONIC DISTORTIONのニュアンスもありますが、SONIC DISTORTIONは音のスウィートスポットが狭く、
使い方を限定するようなところがありますが、MIGHTY DRIVEは使える幅が広いです。
ギターのヴォリューム操作にもしっかりと反応し、ピッキングニュアンスもしっかりと出します。
音を潰しきってしまうプレイヤーよりも、明瞭な音を求める人向きです。
ザクッとした明瞭さと、周波数レンジの広い歪みが特徴です。
このような音は他では出ないですね。
TBCFX SCH-Z /Classic+TB
ARION SCH-Z STEREO CHORUS(改)
これは現行の、上野開発センター製造のARION SCH-Z を、TONE BLUE がモディファイし、
プリンス通信工業製造のARION SCH-1 の音を再現して、さらにトゥルーバイパスにしたものです。
SCH-1 特有の音の特性が良く再現されていて、SCH-Z のモディファイ品とは、音の方向性が違います。
音は、ほとんどSCH-1 そのものといっていいでしょう。
トゥルーバイパス化によって、モノラル出力のみになっています。
中古で探すしかなかったSCH-1 が、新品で買えます!という感じですね。
やはり、SCH-1 の音は魅力的です。
場合によって動作が不安定になりがちという悪評のある、ベースになったSCH-Z ですが、
このモディファイでは、しっかり選定されたパーツを使っているので、
そのようなことはありません。
OKKO DIABLO GAIN+
オペアンプを使わないディスクリート回路によるエフェクター。
非常に上質な音で、エフェクターというより、良いアンプのような歪みです。
しかし、それだけなら良いアンプ持ってるなら不要ともいえますが、そうではありません。
しっかりDIABLO固有の音も持っています。
全体の音質は基本的にはMarshall系です。
音作りの幅は非常に広く、鋭い音から滑らかなヴァイオリントーン、
ブルージーな音からハードなロックサウンドまで、どれも良い感じで使えます。
真空管搭載型のようなナチュラルさまで演出できる柔軟性は凄いです。
音作りの一番重要なポイントはBODYノブですね。
これを右に回すにつれて中音域が上がり、コンプレッションも深くなっていきます。
シャープな方向から太くマイルドな� �向になっていくわけですが、
BODYとGAIN両方を右にいっぱいに回した状態では、コンプレッションが過剰で
音の立ち上がりが不自然になります。
自分にとって適切なバランスポイントを見つけるのが大事です。
これをさらにブースターで強力にブーストさせるなら、BODYは、あまり上げない方が良いでしょう。
ヘッドルームスイッチで簡単に9V駆動と18V駆動を切り替えることができます。
それぞれ音に違いがあります。
内部のトリマーでも音質を調整できます。トリマーはBASSとPRESENCEがあります。
ヘッドルームスイッチの音質変化と、トリマーの調節で、
ヴァイオリントーンを良い感じで出せるように狙ったセッティングも良い感じです。
スイッチはトゥルー・バイパスになっています。
TBCFX MEP
ECHOPLEXのプリアンプ部を通した音を再現したタイプのプリアンプです。
基本仕様としては、ON/OFFスイッチはなく常時ONを想定していて(スイッチの追加などのオーダーには対応している)、
入力信号の大きさに対して、ブーストもカットも可能なコントロールになっています。
電源は9VのセンターマイナスDCのみになっています。
MEPは、まさに絶妙の味付けで、本当のハイエンドは少し下がりつつ、耳につく存在感のある高音域が前に出る。
中域は鼻つまみにならない程度に厚さ・太さが増すという感じです。
まさに、「張りがあるのに痛くない、太いのに丸くない」というところです。
ちなみに、EP-Boosterのディップスイッチをどういう設定にしたところでMEPと同じにはなりません。
ワタシ� �使用環境においては、歪みの前段でブースターとして使うならEP-Booster、
歪みの後やクリーンサウンドの補正にはMEPが適していました。
LOVEPEDAL SUPER 6
これは、アナログ回路によるFENDERのブラックフェイス期のアンプの音をシュミレートしたモノ。
ある種のエンハンサー的なブースターです。
幅広く音を作ることができるのではなく、音の方向を絞ってあります。
エンハンサー的に使うなら歪みの後に繋ぎ、SD-9のようなソリッドな音の歪みに対してよりも、
TS系の中域重視の歪みや、クリーンサウンドに対してメリハリをつけるというような使い方の方が、
はっきりと効果を感じられると思います。
これにハマる人、全く意味を感じない人、評価が分かれるのではないでしょうか。
驚くほどシンプルな回路、ほとんど部品がありません。
t.c.electronic
SCF STEREO CHORUS+PITCH MODULATOR & FLANGER
AC電源駆動によるコンパクトタイプのアナログコーラスです。
周波数特性が上から下までフラットで、かなり素直にかかります。
きれいで厚みがあり、なおかつこもった音ではないという、かなりおいしい音作りです。
現行のコーラスの代表格のひとつBOSS CE-5とは、音のキャラクターがかなり違います。
ARIONのコーラスや、ディメンションのような強い個性はないですが、
普通のアナログコーラスの範囲で最も気に入ったのがコレでした。
あくまでもコーラスがメインなので、フランジャー機能はおまけ程度に考えた方が良いです。
ただ、バイパス音は気に入らないので、必ずループに入れて使っています。
Noah'sark PTBS−1
プログラマブルスイッチャーです。バッファーはONにして使用。
ACアダプターは、12Vセンタープラスになっています。
右側ケース右前から
CHICAGO IRON
TYCOBRAHE OCTAVIA SPECIAL EDITION
最大の痛みストック
TYCOBRAHE OCTAVIAを外観からその音まで、完全に復活させたオクターヴファズです。
オリジナル同様、個体差けっこうあるようですが、これはいかにもというOCTAVIAの音。
電池を使うよりも、ACアダプターでの使用の方が、OCTAVIAらしい特徴がはっきり出ます。
このへんは好みですね。
ACアダプターは、センター+、センター−どちらも使えますが、単独でアダプターを使う必要があります。
1つのアダプターから、パラレルケーブルで複数繋ぐ使い方はできません。
ROGER MAYER VOODOO−1
旧型のVOODOO-1です。
ゲインが低い時はナチュラルにキメ細かくといった感じですが、
ゲインを上げていくとファズ色が強くなっていきます。
ファズっぽいといっても、BOSS PW-2とは全く違います。
これを、ギターのヴォリューム操作で音質コントロールすると、かなり独特のヴァリエーションを作り出せます。
アクティブスプリッター機能・・・出力が2つありますが、これは、出力を2つに分岐しても、
信号レベルを落とさずに出力できるという、2台のアンプで鳴らす時に役立つモノで、
ステレオアウトになっているわけではありません。
strymon El Capistan
DAMAGE CONTROLの新ブランドであるstrymonの、テープエコー・シミュレーターEl Capistanです。
まあ、テープエコー・シミュレーターといっても、中身はデジタルディレイであるわけですが、
普通のデジタルディレイとは、かなり違う音と機能を持ってるわけです。
万能型デジタルディレイではなく、LINE 6 DL-4のように、様々なテープエコーや、
アナログディレイのモデリングサウンドが入ってるというタイプでもありません。
テープエコーの音に特化して、その細かい微調整を徹底して突き詰めることが出来るという機能なわけです。
それは、細かくテープの劣化具合や、ワウフラッターの程度、テープのバイアス調整に至るまで、
使い手がテープエコーに求める要素を追求できるわけです。
そういう機能の面でもかなりのモノなのですが、実際はコンパクトサイズのデジタルディレイなわけです。
重要なポイントが、基本的な元の原音をどのように扱うかということです。
ディレイはバッファを通るエフェクターなので、どれだけ原音が劣化(変化)せずに、
ディレイ音だけが加わるかが大きな注目ポイントだ� �たのです。
ワタシとしては、原音はそのままに、ディレイ音が加わるのが理想ですが、どのディレイマシンも、
大なり小なり原音に変化はあります。
バッファ回路を通る以上それは避けられないのですが、その設計によって差が出るわけです。
El Capistanは、全く原音に変化がないとまではいいませんが、かなり少ないです。
実用上ほとんど問題にならない範囲だと思います。バイパス音も同様です。これはかなり優秀です。
MAXON SD−01 Sonic Distortion(改)TONE BLUEにモディファイ依頼
Sonic Distortionの特徴のひとつでもありますが、最大の欠点ともいえる、独特のTONEコントロール。
この効き方を変更することで、もっと自分の使いやすいようにすること、
古いエフェクターなので、電源部の電解コンデンサーの交換とグレードアップ。
そして、もっと出力レベルを大きくできるようにすること、
以上がモディファイの内容です。
新しく付けてもらたTONEの効き方ですが、ごく一般的なTONEとも違います。
Sonic Distortionに最適になるように選択されています。
TONEがどの位置であっても、Sonic Distortionらしさが、ちゃんと味わえるという、
よく考えられた仕様になっています。
ワタシは、歪みモノの出力レベルを大きくとるほうなので、
SD-01の出力レベルはそれほど大きくないので、自分の使い方では使いにくかったのです。
今回、エフェクト出力にHI-FIブースター回路を追加し、そのままの音をブーストします。
もちろん普通にLEVELつまみで音量調整できますが、
内部のトリマーでその加減を調整できるようになっています。
モディファイのトータルでの音質は、オルジナルと大きく違うようにはしていませんが、
オリジナルより芯のある音で、TONEの変更の効果で使える音の範囲が広がりました。
素晴らしい結果になりました。
Voodoo Lab MICRO VIBE
Uni-Vibe系のエフェクターです。初期のエフェクトON/OFFのLEDの無いタイプ。
LED付きになってから音が変わったとのことですが、比較したことがないので、どのように違うかはわかりません。
内部のトリマーでエフェクトの効きを調節するようになっています。
Uni-Vibeの特性を現代的な技術で再現するタイプではなく、Uni-Vibe同様、
豆電球で音質をコントロールするわけですから、実にアナログなエフェクトです。
ARION SCH-1 STEREO CHORUS
プリンス通信工業が国内製造していた頃の、オリジナルSCH-1です。1984〜1985年の製造と思われます。
現行の、上野開発センターのARION SCH-Zは、このSCH-1のリイシューではなく、
設計そのものが異なります。当然音も違います。
TONEの効き方が異なりますし、音は似てはいますが、SCH-ZのほうがSCH-1よりも暗い音のキャラクターです。
SCH-Zの設定をいじっても、SCH-1の音は出ません。
いろいろ言われているバイパス音も、SCH-1は、SCH-Zよりも原音からの変化が少なく、
人によっていろいろでしょうが、そんなに悪い音にはなっていないと思います。
もちろんトゥルー・バイパスのようなということではありません。
SCH-Zのほうのバイパス音は全然だめですが。
誤解している人も多いようですが、Michael Landau、Scott Hendersonが使っているのは、
SCH-1のほうで、二人ともモディファイしたSCH-Zを持ってはいるものの、使っていません。
最近ではMichael Landau、Scott Henderson共に、SCH-1をトゥルー・バイパスに改造して使っていますね。
Robben Ford、Allen Hinds は、E.W.S.のモディファイしたSCH-Zを使っています。
t.c.electronic NR−1 NOVA REVERB
フロアタイプとしては、かなりクオリティの高いデジタルリヴァーブです。
かなり繊細なリヴァーブ音まで良く再現しています。
t.c.electronicの製品は、本当に上品で質が高いですね。
プリセットがもう何種類かできたら言うことないんですが。
12V仕様です。
MODE MACHINES KRP-1 KRAUTROCK PHASER
かなりデカイです。一般的なエフェクター4個分くらいあります。
これは、あの一部で有名な70年代に販売されたCOMPACT PHASING 'A'を元にして設計されているそうです。
COMPACT PHASING 'A'といえば、リッチーマニアには有名なフェイザーですね。
リッチーはフェイザーといえば、これしか使いませんでした。
ライヴでの「Catch The Rainbow」では欠かせないエフェクターですね。
KRP-1は、COMPACT PHASING 'A'そのままではないようですが、
やはり、基本は同じなので、セッティングによってかなり近いニュアンスが出せます。
だだ、「RAINBOW ON STAGE」でのギターの音質はスタジオでの加工修正があるので、
76年のドイツツアーを収録した6枚組CDが出ていますが、そちらのほうが実際の音に近いと思われます。
ここで、私はプレ代数ワークシートを見つけることができますか?
リッチーのセッティングは、ギター→COMPACT PHASING 'A'→AIWA TP-1011→アンプでの歪みなので、
フェイザーの後に歪みが来ないと、あのような音にはなりません。
クリーンはギターのヴォリュームを絞って出します。
もちろん使い方は好き好きですが、ギタリストに限っていえば、
KRP-1を使う人はリッチーマニアか珍しいモノ好きのどちらかの可能性が高いと思われますが、
いかかでしょうか?
電源は18V 1000mA AC/ACアダプターでの駆動になります。
一般的なAC/DCアダプターやパワーサプライでの駆動はできません。
Xotic EP-Booster
Xotic EP-Boosterは、ONの状態ではつまみを最小に絞っても入力よりもブーストされます。
入力と同レベルの音量にはできません。
音質は、内部にディップスイッチがあり、ベースブーストとトレブルブーストになっています。
出荷時設定は、トレブルブーストのみONです。
電源は9V電池と、センターマイナスDCの9V〜18Vまで対応しています。
MEPはECHOPLEXサウンドの再現、一方EP-BoosterはECHOPLEXの特徴を考慮したブースターという感じです。
原音に対しての味付けは、 EP-Boosterのほうがよりクセが強く感じます。
このへんは鳴らすアンプによっても印象が異なるかもしれません。
この2機種、原音に対して差し引きされる周波数自体が異なっていますね。
大きく異なるのはローエンドの特性です。
EP-Boosterは、ローエンドがはっきりと持ち上がっているのに対して、
MEPはブーミーにならずにタイトなまま低音弦の存在感が増すエンハンスされるような感じ。
Crews maniac sound VALVE DRIVE
AC電源仕様の、12AX7真空管入りのオーヴァードライヴ・プリアンプです。
全体にマイルドな歪みが得られますが、最初はこれ単体での歪みは使っていませんでした。
単体での歪みは、好みの音に持って行けず、もの足りない感じだったのですが、
これを通すことによる適度なコンプレッション感と、エンハンス特性が絶妙だったので、
DIABLOの前に繋いで使っていました。
GAINは、はっきりとした歪みが現れない範囲にしていました。
2バンドのトーンコントロールは効き方が独特で、トレブルを絞ってもこもる感じではなく、
角がとれて太くなるという範囲になります。
強力に音作りをするというよりも、補正に使う感じのコントロールです。
これ単体での歪みは、ブルースやフュージョン系には かなりマッチするでしょう。
真空管は、SOVTEC 12AX7WAが入っていましたが、色々試した結果、
SOVTEC 12AX7LPSに変更しました。
かなり音は変化しました。
もっと中低域寄りの太い音になり、ゲインも上がります。
個体差を考慮しても、12AX7WAから12AX7LPSへの変更なら、
おおむね、このような変化をするのではないでしょうか。
真空管を12AX7LPSに変更してからは、これ単体での歪みを使うようになりました。
かなり良い感じのヴァイオリントーンが得られ、
ひたすら太くスムースということではなく、ちゃんとピッキングニュアンスも出ます。
ワタシにとっては、用途が広がった感じです。
全体に、TUBE DRIVERっぽい雰囲気ですね。外観も含めて。
Cause & Effect Pedals FET dream
ダンブルアンプのタイプの歪みモノは、今となっては色々と出ていますね。
しかし、どれもイメージしたダンブルの音が違うのでしょう、けっこう他のタイプより違いがあります。
しかも、Overdrive Special 系は、だんだんおなかいっぱいという感じになり・・・
そこで、Cause & Effect Pedals の歪みモノ、FET dream です。
これは、あえていえば、Steel String Singer のほうのイメージでしょうか?
ダンブル系の歪みモノを弾いた人なら、ダンブル系の歪みモノと、
よくあるダンブルモードスイッチONの音は違うのは、おわかりでしょう。
FET dream は、ギラギラしたタイプではなく、ミドルが前に出る暖かみのある音。
コンプ感が少ないので、ピッキングを失敗するとわかりやすいです。
その分、強弱のニュアンスにはしっかり反応します。
レガートで弾くタイプの人には向かないと思いますね。
ひじょうに気に入った使い方は、TUBE SCREAMERでブーストする音作りです。
単体で使った時の大人なナチュラルさとは違い、単音で噴き出すような厚みが得られます。
これでソロを弾いた音を、あえてイメージを伝えるとするならば、
Eric Johnsonのアルバム「TONES」のソロのイメージでしょうか。
もちろん、同じ音が出るということではありません。
あくまでも、ワタシのイメージです。
当然ですが、ピッキングのタッチが違えば全く違う音になります。
アンプライクといわれる歪みモノの中でも、マーシャル系のような荒れ方をするわけではなく、
ニュアンスを表現しながらも、整った大人の表現とでもいえばいいのでしょうか。
メタル向きの音ではないと思いますが、敷居は決して高くなく、素直なナチュラルさのペダルです。
生産数は多くはないようなので、見かけたら即試してみてはいかがでしょう?
ワタシは、このデザインも、とっても好きです。
Xotic RC−Booster
これは、現行のRC-Boosterではなく、中身が変更される前のモノです。
外観は全く違いはありません。
音は現行のモノとは、大きく違ってはいませんが、少し味付けが違っているのと、
BASSつまみの効く周波数が違っています。
確かに大きくは違わないのですが、ワタシの機材との組み合わせにおいては、
旧タイプのほうが好きです。
両方使って、結局旧型しか使わなくなりました。
基本的には、音に味付けの少ないクリーンブースターですが、
ブースターとしてだけでなく、幅広く使うことができます。バッファーとして使う手もあります。
GAINを絞れば、基本的な音質の大きな変化なく、音量を変えることができます。
GAINを上げていくと、クリーンな真空管アンプのように歪みが少しずつ加 わります。
普通の歪みモノのようには歪みません。
露骨な歪みではないので、基本的な音の傾向は変えずに音に太さとツヤを加えるという雰囲気です。
GAINを絞った時にも、全く音質には手を加えていないわけではなく、少し味付けがありますが、
そこがまた絶妙なチューニングになっていて、RC-Boosterを常にONにして音作りしている人
が多いというのも納得のいく音になっています。
ワタシは、ブースターとしての使い方よりも、歪みモノのひとつとして使うことが多いです。
他のオーヴァードライブ系と組み合わせての使い方を工夫すると最高です。
他の歪み系の前に繋ぐのが基本的な使い方ですが、後に繋いでも効果的な使い方ができます。
使う人次第でいろいろな使い方に対応していける優れものです 。
EMMA electronic ReezaFRATzitz
分離不安幼稚園の先生
元t.c.electrocicのエンジニアが、ハンドメイドで少量生産しているブランド。
なかなかモノが無くて入手に苦労しました。
TONEは12時でフラットだそうですが、その位置だと他の歪みモノよりマイルドです。
ワタシとしては、ちょっと右に回したほうが好みです。
一番の特徴は、BIASのつまみです。
左にいっぱいに回した状態でBクラス動作のチューブアンプ、
右方向でAクラス動作のチューブアンプをシミュレートしているそうで、それを連続可変できます。
GAINを上げてBIASを左いっぱいでは、マーシャル風なハードサウンド、
BIASを右にいっぱいでは、もっとブルージーなフレーズが合いそうな感じです。
歪みの質感が変わるので、このキャラクター変化は、とても音作りに有効です。
まさ に、痒いところに手が届いたという感じでした。
RATに似ているというウワサもありましたが、かなり違いました。
もしかしたら、RATの回路がベースになっているのかもしれませんが、
大きく味付けの方向が違いますね。
Proco RAT(改)
1988年製造のRAT。エフェクトON/OFFのLEDを増設してあります。
DC電源のジャックは、ミニプラグ対応から、標準的な2.1mm対応に交換。
当時、Jeff Beckの使用で注目され、さらにL.A.メタルの若手がどんどん使ってかなりの売れ筋でした。
DISTORTIONつまみの位置によって、歪みの深さだけでなく音質そのものも変わるのが特徴です。
ワタシはずっとメインに使っていましたが、BOSS BD-2発売後即それを購入し、メインが替わりました。
ただ、BD-2(初期型)は最後まで良さを引き出せずにいたので人に譲りました。
LINE 6 DL−4 Delay Modeler
通常のデジダルディレイの他、モデリングによるアナログ名器の再現。
ほとんどECHOPLEXのモードとDELUXE MEMORYMANのモードの設定を調整して使っています。
かなりのクオリティの高さ。
モデリングした音が、それぞれ似ているかどうかは別問題。どのモードもしっかり使える音です。
結論として、かなり良いディレイだと思います。
LINE 6 DL-4は、多くのサウンドを持っている一方、原音の劣化は大きく、
ダイナミックレンジも狭くなり、バイパス音も優秀とはいえません。
劣化とはいっても、その変化の具合が使う人の好みだったりすれば問題ないのですが、
事実として、原音の変化は大きいです。
現在では解決策として、オーダーした18V仕様のLOOP BOXを使って、
DL-4を通らないDRY音とDL-4のディレイ音のみをミックスするという使い方をしています。
PW−2 Power Driver
ファズがかった独特のオーヴァードライブです。個性の強い音ゆえに好む人が少なかったのも仕方がないでしょう。
BOSS史上最短の期間で製造中止という・・・
ファズがかったオーヴァードライブといっても、ダンブル系の歪みモノのようなタイプとは大きく異なります。
かなり独特の音で、これに似たタイプは少ないと思います。
BOSS DC−2 Dimension C
ROLAND/BOSS独自のコーラス系エフェクターです。この「ジュワ〜ン」というニュアンスは、
他のコーラス系にはない個性です。
昔からこれなしには・・・というくらい、ずっとクリーンサウンドに愛用しています。
常にかけっぱなしだった時期もありました。
BOSS DC−3 Digital Space D
Dimensionのデジタル版です。DC-3 Digital Dimensionと中身は同じです。
DC-2のようにモード選択ではないので、細かく音を調整できます。
DC-2より高域が伸びていてクリアな音です。一時はDC-2よりCD-3を多用しました。
これは音質の違いよりも、設定の自由度からの選択でした。
IBANEZ TS10 TUBE SCREAMER CLASSIC
TS10には日本製と台湾製があります。通常、日本製のほうはオペアンプに新日本無線のNJM4558Dを使用、
台湾製にはモトローラのMC4558を使用しています。これは台湾製ですが新日本無線のNJM4558Dを使用。
日本製と同仕様になっています。俗にいう「JRC4558D艶あり」呼ばれるタイプのオペアンプです。
これは元々「BADGE-X」の初代ギタリストA君が使用していたモノですが、「DSP」のベーシスト、チャロニー氏
が譲り受けた後、今ではワタシが愛用しています。音に味付けのあるブースター的な使い方をしています。
BOSS NS−2 Noise Suppressor
マルチエフェクターに内蔵されているタイプより、こちらのほうがいいです。以前は欠かせない存在でした。
現在はスイッチャーのエフェクトループにエフェクターを繋いでいるため、出番がなくなりました。
Vopalcrafts GARCIA
ピッキングやギターのヴォリュームコントロールに対する反応は、かなり良いです。
レガートで音を繋ぐタイプの人よりも、タッチやニュアンスをはっきり出したい人に向いてそうです。
ちょっとファズっぽい感じもあり、あえて共通点のある歪みモノを探すなら、
COT50かDistortion+でしょうか。
COT50、Distortion+より、音の調整の幅は広いです。Distortion+のようにノイズは多くありません。
この反応性の良さは、Lovepedalなど、一握りのモノでしか味わえません。
よって、音をフラットに潰したい人には向かないでしょう。
低音にファズっぽいところがありながら、音はファズのように潰れきらずにしっかりニュアンスが出ます。
特徴的なのは、SQUEEZEのツマミです。
これは、左にいっぱいでフラ� ��ト、右にまわすにつれて低音をカットします。
一種のフィルターコントロールですが、元々GARCIAは充分に低音が出ているので、
そこを適切にカットすることによって、トレブリーな倍音強調型の音を作ることが出来るわけです。
他とは違う発想のコントロールですが、使ってみると納得できます。
シンプルな設計で反応を良くし、独自の発想を盛り込みながら、ここ数年再評価されているファズ風味もあり、
トゥルー・バイパスの機械式スイッチ、明るいLEDなど、最近のハンドメイドエフェクターに求められている要素が、
しっかりバランスをとって共存しています。
Dr.Lake HYPER SD1-mod
BOSS SD−1 SUPER Over drive(改)
BOSS SD-1の、Dr.Lake によるモディファイ品です。
昔からSD-1は、全体に湿ったような(?)お上品に感じたフィーリング、特にワウンド弦の音が嫌いで、
使う気になれなかったのですが、これは例外です。3つのモード、それぞれが使える音です。
SD-1の音と大きく違うわけではありませんが、やはりその差がモノをいいます。
トゥルー・バイパスにはなっていませんが、電子スイッチのまま、
エフェクトOFFの音はうまくチューニングされて改善しています。
接続ケーブルの違いによる音の差の方が、それより大きいです。
ケーブルには特にこだわらないという人なら、全く問題ないと思います。
結果的にですが、3つの切り替えモードのうち、HYPER SD-1 MODEの音は、
ANALOG.MAN SD-9/Superと共通する部分を感じます。
元々BOSS SD-1とMAXON SD-9は全然違う音ですが、モディファイのコンセプトによるものなのでしょうね。
感じ方は人それぞれですが。
Dr.Lake HYPER DS1-mod
BOSS DS−1 Distortion(改)
現行のBOSS DS-1の、Dr.Lake によるモディファイ品です。
オリジナルのDS-1はあまり好きではなかったのですが、これはすごく良いです。
DS-1と大きく違うわけではありませんが、その微妙な違いで評価は違ってきますよね。
MAXON SD-9同様、オーヴァードライブとは違う鋭さが魅力です。
同じDISTORTIONでも、SD-9と比べるとアタック音に大きな違いがありますね。
3つのモードのうち、HYPER DS-1 MODEが特にお気に入りです。
DS-1は、やはり、歪み前段のトランジスター式アンプとオペアンプによる歪みと、
後段のダイオードによる歪みの混ざった音が得られる範囲の歪ませ方に味があります。
めいっぱいのゲインでは潰れきってしまい、単調な歪みになってしまいます。
(ゲインを上げていけば、すぐにわかりますよ)
こういうタイプの歪み回路のエフェクターは、けっこうありますね。
こちらも電子スイッチのまま、エフェクトOFFの音は改善されています。
Dr.Lake HYPER BD2-mod
BOSS BD-2 Blues Driver(改)
オリジナルのBD-2は、あまりにドンシャリでドライすぎ、でも低音弦はちょっと湿った感じがしてました。
アタック音が出るのは良いのですが、その質が好きになれず、自分にとってはかなり使い辛い音でした。
しかし、このモディファイBD-2は自分の好きではなかった部分が、完全に変わっています。
ドンシャリ過ぎず、もっと太い音でアタック音は自然です。
そして凄いのが、ミニスイッチによるモード切替の「Super Crunch」モードです。
ゲルマニウム・ダイオードを使用したモードですが、このモードではあまり深く歪まず、
音量も通常の「Hyper BD-2」モードに比べて、ずっと下がります。
この「Super Crunch」モードの、演奏に対する反応の良さ、弦の鳴りのリアルさは感動モノです。
これはもう、ブティックエフェクターの領域です。
BD-2が凄いエフェクターに変身しています。
電子スイッチのまま、エフェクトOFFの音は改善しています。
これは最初期のモディファイなので、ミニスイッチは2モードですが、
現在は3モードに変更になっています。
Crews maniac sound
DPA-2B DISCRETE PREAMP FOR BASS
2チャンネル仕様のベース用プリアンプは、いくつかのメーカーから出ていますが、
2チャンネル同時使用が出来るのは、なかなかないです。切り替えて使うこともできます。
ベース用にディスクリート回路で設計しているというのも、ダテではないというしっかりとした音を出します。
ワタシは、Rickenbacker 4003の2つのPUを別々の音に処理して、ミックスして1つの出力に出すという使い方をしています。
このような使い方はBOSS LS-2を使っても可能ですが、ベースに使うには音質的にDPA-2Bのほうに分があります。
15V仕様になっています。
BOSS LS-2 Line Selector(改)Dr.Lakeにモディファイ依頼
様々な使い方が可能で、接続の切り替えや、ブースターとしても使える便利なLS-2ですが、
これを通った音の、原音からの変化が大きく、ワタシは、接続の切り替え用途には、
可能な限り音の変化は伴ってほしくないです。
そこでモディファイを依頼したわけですが、原音からの音の変化は大幅に改善し、
バッファやブースターとしても使えるレベルになったと思います。
catalinbread SFT
AMPEGのアンプのキャラクターを出せるという、オーヴァードライヴ/プリアンプですが、
あまりこういうコンセプトのモノはないですね。
ギターにもベースにも対応できるように設計されているということですが、
ワタシはAMPEGサウンドは、ベースに使いたい音です。
AMPEG特有の、重厚な音の特徴がちゃんと出ています。
これは、AMPEGの周波数特性をしっかり把握して設計しているんでしょうね。
特にベースで歪ませた時の、上でチリチリしない太いブリブリ感が、
他の歪みモノとはかなりの違いを感じます。
ベースでサマになる歪みは、ほんとに難しいですが、
70年代ロックの太いベースの歪みは、これが一番それらしく出してくれます。
9V電池以外に、9Vから18VまでのACアダプターに対応し� �いて、
音の好みに合わせて電源の選択肢があります。
ワタシの好みでは、18Vアダプターを使った時の音が好きです。
DigiTec CR-7 Stereo Chorus
7つのモードそれぞれが良い感じで、飛び道具的なモードはなく、
かなり幅広く音作りに活用できます。
ひじょうに質の高いコーラスエフェクトだと思います。
ベースで使うのにも向いています。
なかなかこれだけ使えるコーラスはないです。
なぜか、それほど注目されていないようですが・・・
ぜひ選択肢に入れてほしいです。
Dr.Lake Custom Order A/B Box
未塗装のケースのパッシブA/B Boxです。
2つの入力を切り替えるだけなのですが、いつもベースにはMOGAMI 2534ケーブルを使い、
エフェクター間も2534に統一しているので、可能な限りその音を変えたくないので、
内部の配線を2534で配線しています。
市販のA/B Boxの配線や基板で多少は音質が変わってしまうのがいやだったのです。
Dr.Lake Custom Order Loop Box
Dr.LaKeに製作してもらった18V仕様のLOOP BOXです。
9Vの内部での昇圧ではなく、18Vの安定化電源アダプター(JIM DUNLOP)を使います。
DRY音のON/OFF、LOOPのON/OFF、LOOP VOLUMEのON/OFF、
そして、LOOP VOLUMEは、LOOPのRETURNからのLEVELを調整します。
このような仕様のLOOP BOXをオーダーしたのは、DL-4の長所のみを使うことが目的です。
DL-4を通ったDRY音は、音質も変わりダイナミックレンジも狭くなってしまいます。
通常のディレイで、そのような変化は望んでいません。
しかし、あえて変化してダイナミックレンジも狭くなった音も場合によって使いたいのです。
そこで、DL-4を通らないDRY音とDL-4のディレイ音のミックスと、
DL-4を通ったDRY音とディレイ音を、わかりやすく切り替え出来るような仕様にしました。
18V仕様なのは、ダイナミックレンジを、より確保するためです。
やはり9V仕様とは違いが出ます。
今のところ、このような仕様のLOOP BOXは市販品にはありません。
LEDの位置は、それぞれのON/OFFスイッチに足を乗せた時に、
それぞれに対応するLEDが足に隠れず、しっかりと見える位置にしてあります。
LOOP VOLUMEは、スイッチ操作時に足が当たって動いたりしない位置に。
それでこういう位置関係になっています。
あくまでもワタシだけが使いやすければ、それでいいというモノなので。
BLUE LEDはDRY音のON/OFFに、ORANGE LEDはLOOPのON/OFFに、
WHITE LEDはLOOP VOLUMEのON/OFFに対応しています。
アクティブ回路なので、使用パーツや設計による音質の違いも出てくるので、
音質の方向性なども伝えて、考慮してもらっています。
その結果として、9Vの内部昇圧ではなく、18Vアダプターを使う仕様になりました。
よく相談した結果、今回の使用目的から考え、そのほうが音質的なメリットがあるとの判断からです。
MAXON PDM−1 MODULATION DELAY
多機能なディレイ。コーラス、フランジャーやエフェクト音のピッチが上下するディレイなど、
それぞれをプログラムしておける。当時のラックマウントに迫る高機能でありました。
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